英語を最短でものにする

最短ルートとしての「英検」「受験参考書」のすすめ

【解説】英文熟考06

In order to promote his products, Sir Thomas Lipton had men dressed as Indians march through the city with placards.

(トーマス・リプトン卿は、自社の製品の販売促進のために、インド人の格好をした従業員にプラカードを持って街中を行進させた)

 

【読み方】

① 過去分詞の形容詞用法(後置修飾)

men ⬅︎(dressed as Indians)

「インド人の様に着飾った従業員」

 

② manの意外な意味

 manには「手下」「使いの者」という意味があり、

 無視できない程度に意外とよく出る。

 

③ asは記号「=」

 men (dressed as Indians)

 着飾っている(=インド人として)従業員

 

④ 使役動詞のhave

 have O C で「OにCをさせる」(第五文型です)

 別の言い方で言えば、「O=Cという状態をhaveする」

had men = march (through the city)  

「従業員に町中を行進させた」

 

⑤ 「過去分詞の後置修飾」の「割り込み」による「have O C」の分離

had men (dressed as Indians) march

(インド人の格好をした)従業員を、行進させた

 

【よくある間違い】

had men dressed の部分だけ見て 

「従業員を、着飾らせた」と訳してしまう。

その場合、そこで文章が完結してしまう。

したがってmarch through the city with placardsの部分が何の説明もつかない謎の文章になってしまう。

 

【あえて直訳】

自分の商品を宣伝するために、トーマス・リプトンは、インド人の格好をした従業員が街中をプラカードを持って行進するという状況を実現させた。